正しい体型補正についてお話します

パタピッ 操作 (1) バストが大きい

 A 前身幅の不足を調整する方法   

補正のポイント ・・・ ボタンが無理なくかけられる様に、前の身幅を調節。 入力項目「身幅調節」を使用

この@Aの操作で、多くの体型補正は完了します。 


<前身幅が不足する場合のパタピッ 操作>

特にバストが大きな人(例えばCカップ、Dカップ、それ以上)の場合は、前身幅が不足することがあります。

ウエストや肩幅は標準なのに、バストだけが大きい、、、という人の補正は、この先の説明を参考にしてください。

決して難しくありません。 その補正もパタピッ では、「身幅調節」の数値操作で解決します。 全てパタピッ の補正操作は数値入力だけです。

 複数の補正が必要な人は、本番の製作に入る前に、基本形のサンプル服を作ると良いですね。(例えば右図の様な) 不要な布を利用して作ってみましょう。 ただ組み立てるだけで構いません。

パタピッ の身頃ソフトに、自分の寸法(バスト、ヒップ、背肩幅等)を入力し、実行ボタンを押すだけで基本形ができ上がりますから、その型紙でサンプル服を作る訳です。

着てみたら、、、 前身幅が足りない、、、

という場合は、サンプル服の脇の縫合線を移動して縫合し直します。つまりサンプル服の仮縫いです。
そこで移動した数値が、補正項目の
「身幅調節」に入力する数値です。その移動操作で胸は自然に収まり、着心地の良い服になります。

パタピッ 「身幅調節」にその移動寸法を入力すると、前身頃の脇線が外側に移動します。 身頃のゆとり分量はそのまま保って動きますので、前が移動した分量だけ後ろの脇線が内側に移動します。(左図参照) この逆も可能です。

例えば、猫背体型や、背中に筋肉のある男性の製図では、「身幅調節」にマイナス数値を入力すると、前身幅が狭くなり、後ろ身幅が広くなります。

サンプル服で、体型的な移動寸法が分かれば、他のデザインでも効果的です。 常に着心地の良い服が叶うのです。(この操作は、基本的なデザインの場合に常に有効です。 規定外のデザインの場合は操作が変わることがあります。)


前頁の「前後丈調節」と、このページの「身幅調節」の操作で、バストの大きな人の補正はほとんどが終了しますが、更に立体感を出したい場合は、次のページをご覧ください。

 B バストの立体感を出す方法   

補正のポイント ・・・ バストダーツの幅を広くし、より立体に。 入力項目「フロントバストダーツ調節」を使用