下は操作方法を解説したパタピッ スタイル magazineです。

参考にご覧ください。


Tシャツ ・・・ 波打つタックで変化を

前回、チュニックで解説したタックを、今回は裾まで縫って、スリムTシャツに

今回は、もう一つ、タックデザイン必見のタック縫いの方法をお伝えします。

まだまだ流行のタック、、、 型紙の展開って結構面倒。
そんな面倒を、楽してきれいに正確に、、、知ると便利なハウツーを解説します。  時間は半分に短縮、失敗もない! お勧めです。 

生地は、大塚屋車道本店で購入しました。

左は前回解説のチュニックです。

タックは前に5本、後に3本。
バスト下で縫い止めて、裾を広げています。

今回はスリムなTシャツです。タックは裾まで縫いました。

柄に埋もれてしまうタックも、波打つことで立体的になり、人の目に止まります。

拡大すると左の様です。

<タック成功の秘訣をこの後伝授>

今回のタックはつまみ1cmのタックです。 タックのデザインでは、5mmや2mmなどの細〜いピンタックが何本も何本も並んでいるデザインもよく見かけます。

既製服は、専用の機械でピンタックを縫いますから、きれいに平行に仕上がっているのは当たり前、、。
でも、、、 自分も同じ様に作りたいな〜

型紙を切り開くのも面倒、、、更に、一本一本縫う内に、、、
「あれ〜? 身幅が足りなくなっちゃった!」
、、、なんてことありませんか?

楽してきれいに縫う方法をこの後解説します。





印は「プロ パタピッ セットに含まれるソフトです。 単品で購入も可能です。)


参考として、S〜3Lサイズの入力数値を表にしましたが、一人一人の採寸寸法を入力して操作しましょう。

ニット生地は伸び具合によって「ゆとり」は微妙に変わります。
下表は、中程度の伸びを想定した数値です。 良く伸びるニットの場合は、
「ゆとり」を減らし、逆に、あまり伸びないニットの場合は、「ゆとり」を増やしてください。


パタピッ 入門ソフトの入力表>

プロパタピッ ソフトの入力項目と異なりますが、上の様に操作すると 大変近い製図ができ上がります。
プロパタピッ ソフトはバストとヒップのゆとり数値を自由に操作できますが、入門ソフトはどちらも「8cm」と定数化されていますので、「バスト」「ヒップ」の数値の増減でゆとりを操作します。

入門ソフトにはプロ パタピッ にある「WL移動(ウエストライン移動)」がありません。
プロ パタピッ では少しハイウエストになる様操作しましたが、入門ソフトではこの操作は無視しましょう。


実行ボタンを押すと下の製図が画面に現れます。

前身頃のネックラインの丸みを 更に丸く、下記の様に書き直しましょう。

タックの位置を印します。 2cm間隔に2本引きます。(青色の点線)
後身頃は、今回はタックはありません。

タックを切り開きます。
各2cm水平移動する様に開きます。 中心にも一本要ります。 半身の型紙ですから、中心は1cm幅を出します。

 今回は、このタック展開を省略して作る方法を解説します。
   この後の解説をご覧ください。


<型紙は切り開かずに、、、 楽々 ハウツー タック>

既製服作成の工業用のパターンは別ですが、家庭で作る服は、できれば楽して作りたいです。

タックを施す前身頃は、最初の裁断では、展開した型紙を使って裁断しません。 大雑把に、充分な大きさの長方形に裁断しましょう。
この時点で型紙は乗せません。 タック分量も含めた余裕の四角い布です。

四角い布の中央を前中心とし、タックの山になる線を引きます。 このデザインでは4cm間隔で5本です。

線は、アイロンをかけると消えるチョークや、時間が経つと消えるペンなどで引くと良いでしょう。 その線に、アイロンで折り山を付けておきます。(右図)

定規の付いた押さえ金を使って、幅を均一に保つ様にタックを縫います。

全てのタックを縫い終えたら、アイロンで平らにします。
今回のタックは、左右に交互に反転しているタックですが、この時点では一方方向に倒して構いません。(下図)

この時点で初めて型紙を置いて正確な裁断をします。 

5本タックの中央が前中心です。
平らになった布に、タック展開をしていない前身頃の型紙を置き、縫い代を付けて裁断し、印付けをします。 以降は、前後身頃の縫合、袖付け、、、といつも通りに製作してください。

タックを交互に倒してミシンがけをするのは、着丈が決定した時点でしましょう。

この方法なら、何本タックがあっても、型紙を切り開く手間も要らず、タックのミシン幅が少々ずれても、服の仕上がり寸法に影響しません。 とても楽です。 


<波打つタックの縫い方>

このデザインのタックは波打っていますが、タックの縦の縫合は直線です。
縫合後、倒す方法を変えてミシンステッチで押さえています。 それにより波打っている様に見えます。

下右図の赤い矢印はタックを倒す方向を示しています。
タックのミシンを縦直線にかけた後、裾までの距離を6等分し、左右交互に倒しながらミシンで押さえると写真の様に波打ちます。

    

ネックラインには、共地でリブ風に1cm幅の縁を縫って仕上げます。


前後身頃のアームホールを測り、袖ソフトに入力すると 身頃にぴったりの袖ができ上がります。

実行ボタンを押すと下の製図が画面に現れます。
修正する部分はありません。 このまま印刷して使用します。

このデザインの袖幅は、Sサイズで約29cm、M 32cm、ML 35cm、L 37cm、2L 40cm、3L 42cmが程よいでしょう。

以上で製図はでき上がりです!