下は操作方法を解説したパタピッ スタイル magazineです。
参考にご覧ください。

胸元の ドレープ 切り替えて表現
「ドレープがきれいに出ない」 「胸の開き具合を調整したいのに、、、」など、思うようにまとめるのは難しい製図ですが、構造を理解することで自由に表現できます。 分かり易く解説します。
今回は、切り替えてドレープを出す製図方法です。

● 胸元のドレープ 切り替える |
 
柔らかく、重みのある生地を選択するときれいなドレープが出ます。
柔らかくても軽い生地は、ドレープが浮きます(膨らみます)ので、下に垂れる生地がお勧めです。
布帛の解説をしますが、ニット生地でも可能です。
ニット生地の場合は、「背肩幅」「Bゆとり」「Hゆとり」「AH増減」等の数値が変わります。
ニットの基本に基づいて操作してください。



(●印は「プロ パタピッ セット」に含まれるソフトです。 単品で購入も可能です。)

参考として、S〜3Lサイズの入力数値を表にしましたが、一人一人の採寸寸法を入力して操作しましょう。
実行ボタンを押すと下の製図が画面に現れます。
後身頃は「わ」裁ちの線を使用します。
前身頃のドレープの製図を引きましょう。
まず、切り替え線を下左図の様に引きます。
肩線を三等分した点とバストポイント下約5cmの辺りの前中心線と直線で結びます。(青色線)
この線が切り替え線となります。(この位置は自由です。着用者の好みで決めて構いません。)
襟の肩の部分にはギャザーが入ります。 1.5倍に広げたいと思います。 肩線をそのギャザー分量(下左図で三等分したその一本分)だけ延長します。(下右図)(この分量も自由です。)
前中心のドレープが落ちる位置をこの製図上で決定します。
胸がどの程度見えても良いか、、、ということですが、このブラウスは前ネックポイントから約10cm下です。(右上画像参照)
この位置についても、着用者の好みで自由に決めて構いません。
※ この後、このデザインではこの襟をバイアスに裁断します。 生地によっては、バイアス裁ちすることでこの部分が非常に伸びることがありますので、生地を斜めに垂らして様子を確認し、伸びる過ぎる様であれば、右上写真の寸法を控えめにすると良いでしょう。
伸びについては、この段階で正確に判断するのは難しいものです。 製作過程で補正は可能ですから、およその判断で先に進んでください。
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襟を展開します。
肩は開かず、前中心を各7〜10cmの範囲で、回転させる様に開きます。(下左図)
改めて前中心線を引きます。 A点とB点をつなげた直線が前中心線です。
この前中心は「わ」裁ちです。 ネックラインは水平にしますので、前中心線を延長した任意の線を引いて、その線に直角に落とす様に垂線を引きます。
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余分な線を消して仕上げると下図の様になります。
写真のブラウスでは、この襟はバイアスに裁断しました。
柔らかいドレープを出す効果があります。
<バイアスの問題点>
生地は縦糸と横糸で織られていますが、双方の固さは異なります。
その為、襟をバイアスに使うと、左右の張り具合が微妙に異なり、ドレープが左右同じにならない、、、ということがしばしば起こります。
このデザインでは、縞柄の変化をもたせる為に、襟をバイアスに裁断しましたが、無地や不規則柄などは、柔らかい素材であれば、身頃と同じ縦方向に裁断しても構わないでしょう。 縦地裁断なら、左右は同様に仕上がります。
しかし、僅かでも硬さがある生地は、やはりバイアスが柔らかく仕上がるでしょう。
肩にギャザーを寄せますが、ギャザーはタックに変えても構いません。
※ <着脱に関する注意 ファスナー開きの要不要> 頭は通りますが、ウエストの絞り具合によっては、開き無しで脱ぎ着ができない場合があります。 その場合は、脇又は後に、ファスナーを付けましょう。
ニット生地で作るのであればファスナーは不要です。 上の入力表は布帛用です。
一つの例としての展開方法を解説しましたが、ドレープをどう表現したいかなどを考えた時、様々な方法を思いつくでしょう。
ここでは、肩のギャザー分量とネックの開き具合を決め、延長と回転動作で展開しましたが、一つのヒントと捉えてください。
折り紙をたたんだり切り開いたりと同じことです。様々な展開が可能です。
布は紙と異なり、伸びたり垂れたりと自由な動きをしますから、紙の様に厳密ではなく曖昧でも結構うまくまとまっていきます。
展開の構造を折り紙のイメージで頭に思い描くことができれば、、、そこから自由な創作が可能になります。
「細袖用普通袖」使用
前後身頃のアームホールを測り、袖ソフトに入力すると 身頃にぴったりの袖ができ上がります。
実行ボタンを押すと3つの製図が画面に現れますが、今回のデザインでは「細袖用普通袖」(下図参照)を使用します。
全体的に細身の袖です。 袖口も細いデザインでは、肘の辺りが窮屈になりやすく、その様なデザインの時に、後側が僅かに膨らんだこの袖を使用します。
特に修正する部分はありません。 このまま印刷して使用します。
このデザインの袖幅は、Sサイズで約31cm、M 34cm、ML 36cm、L 38cm、2L 41cm、3L 43cmが程よいでしょう。
以上で製図はでき上がりです! |