下は操作方法を解説したパタピッ スタイル magazineです。

参考にご覧ください。


ベビーロンパース

サイズ60、70

  フードを除いた身頃
  
パタピッ 入門ソフトでも引くことができます。
1 フードは入門ソフトに付いていませんので、手動(手書き)、
  又は
プロパタピッ をご利用ください。

ベビーロンパースを数種類解説します。
普通袖 ラグラン袖 をご紹介します。
市場のベビーロンパースの多くのデザインがこの基本からでき上がっています。
そう、ちょっと工夫、応用で、様々なデザインに変身しますよ。
半袖、ショートパンツに変更すれば、型紙は年中使用可。

2サイズ、3デザイン(計6)はダウンロードして即 型紙として使用できます。 操作学習にも役立ててください。

<学習方法> 入力表を参考にご自分でパタピッ を操作します。 その操作が正しいか、、、の判断は、ダウンロードした製図にご自分が引いた製図を重ねると、、、操作の是非が分かります。 特に、ラグラン袖への応用は、製図学習に大いに役立つでしょう。

最新版パタピッ 新機能「袖確認データ」(身頃操作画面で袖の仕上がりの確認ができる機能)を利用することでラグラン袖が大変引き易くなりました。 その工程も解説します。是非ご利用ください。

最新版パタピッ (2015年2月更新)を使って解説

この時期の赤ちゃんは着替えが何着も要りますね。
色柄変えて沢山作りましょう。

ベビー服です。伸縮性のあるニット地を使用しましょう。
又、冬でも汗をかきます。綿素材を使用しましょう。

   

タイプ1の股の部分は、立体を考慮した正式な製図方法です。
タイプ3はベビー服ではよく見られますが、立体を無視した簡略化した作りです。 ベビー服ではOKですが、幼児服ではこの作りは問題があります。 しかし、着替えの多いベビー服では縫製が簡単なタイプ3も利用価値大です!

タイプ2は、前ボタンを全て閉じると一見ワンピースです。(左写真)
正面からは見えませんが、後ろ身頃には股のパーツが付いていますので、ボタンのかけ方でパンツ式
(右写真)にもなります。
便利な様ですが難点があります。 「兼用」を優先する為に前部分の股に無理があります。 パンツ式にボタンをかけた恰好は、前身頃の股部分につりじわができます。
その点、タイプ1は立体を考慮していますので、つりじわはできません。
(タイプ1はワンピースと兼用できません。)


<様々に組み合わせて楽しみましょう>

フードが付くデザイン付かないデザイン、普通袖のデザインとラグラン袖のデザイン、股下製図の異なるタイプ、、、 これらは組み合わせが可能です。 ダウンロード後の製図を自由に組み合わせてお楽しみください。

例えば、タイプ1の製図を使用して、フードを付けなければノーカラーのロンパースです。 又、タイプ1の身頃にタイプ3の股製図を組み合わせてみたり、タイプ2の身頃をタイプ1の身頃と入れ替えて普通袖にする、、、などなど、、、。 更に、袖を短くすれば半袖、股下を短くすればショートパンツタイプになりますので、一年中楽しめます。

 






印は「プロ パタピッ セットに含まれるソフトです。 単品で購入も可能です。)


細い子、体格の良い子など、標準サイズと異なる場合は、個々の採寸寸法を入力して操作してください。形の良い、動きやすい服ができ上がります。

ニット生地は伸び具合によって「ゆとり」は微妙に変わります。
下表は、Tシャツ地の伸びを想定した数値です。 あまり伸びないニットでは、
「ゆとり」を数センチプラスしてください。

タイプ1の「前合わせ寸法」「1」、タイプ2の「前合わせ寸法」「0.5」と操作してください。


パタピッ 入門ソフトの入力表>


実行ボタンを押すと前後身頃の製図が画面に現れます。
後中心は「わ」裁ちの線を使用します。

ノーカラーのネックラインには0.8cm幅のリブを付けます。 フードを付ける場合はネックにはリブラインは要りません。 
前中心の前立ては、タイプ1は
「前合わせ寸法」「1」と入力し、2cm幅となります。タイプ2は、「前合わせ寸法」「0.5」と入力し、1cm幅となります。

下図は普通袖用の身頃ですが、写真のタイプ2はラグラン袖です。
ラグラン袖の引き方は後半で解説します。

この製図には脚の部分がありません。股下部分の製図を手書きで引きます。
下図の後身頃はタイプ1と2の引き方、前身頃はタイプ2の引き方です。
タイプ1の前身頃の引き方はこの後説明します。

股に当てるマチは、下図の様に引きます。 後身頃のAの線に縫合しますので、寸法が一致することが大事です。 「A寸法−1」の水平線を目安に下図の製図を引きます。 Aの寸法と一致しするカーブに仕上がればOKです。
前身頃と合わせるボタンは、60サイズでは3個(左図)ですが、70サイズ(右製図参照)は4個並べましょう。

 

このマチのボタンの配置に合わせて前身頃のボタンを配置します。
マチの
Bの寸法と同じ配置で前身頃のボタンをまず裾から並べましょう。(下図参照)
次に、その上2.5cmの位置にボタン(このボタンは左右の前身頃を合わせるボタンです)。
そこから上、ネックまでのボタン配列は自由です。
このデザインでは、60サイズは3等分して4個並べ、70サイズでは4等分して5こ並べました。

ワンピースとしてボタンをかける場合と、パンツとしてボタンをかける場合、、、双方を可能にする為に、ボタン(ホック)の凹凸の関係を正しく取り付けなければいけません。
番号で図解しました。 1同士、2同士、3同士、、、がホックのペアです。
市場の既製服を観察すると良く分かりますので、戸惑う場合はそれらを参考にしてください。

下図はバックスタイルです。


タイプ1の前身頃の股下の製図を解説します

股に当てるマチのボタン側が前身頃の股下と合致します。 それを踏まえて作図します。
前身頃の裾から3つ(70サイズでは4つ)のボタンがマチのボタンと一致します。その上のボタンが前身頃同士を止めるボタンです。 前身頃同士を止めるボタンの最終ボタンの1cm下を股の位置としましょう。(下左図参照)
パンツの裾は、前中心から水平線上の3cmの位置をとします。その2点をつなげてカーブ線を引きます。
次に、裾から1cmにゴムを通す線を引きます。 最後にボタンを下図の様に配置します。

余分な線を消すと下右図の様になります。

先の製図の前身頃と比べて、明らかに前身頃の股下の形状が異なります。
これが、立体化です。 ワンピース兼用のロンパースは、パンツに使用すると股につりじわができますが、下右図の前身頃で作成したロンパースは、つりじわはほとんど生じません。

  


タイプ3の前後身頃を解説します

タイプ1の製図を元に作成します。
後丈を伸ばします。 60サイズは5cm、70サイズは6cm伸ばしましょう。
脇の裾線に向かって下図の様なカーブを描きます。

前身頃は、前中心の股の点と脇の裾の点を、下図の様なカーブでつなげます。
このタイプは、股の構造を無視していますので、きちっとボタンをかけると着心地が悪くなります。その為、前中心はボタンではなく紐で結ぶなどで身頃同士の関係をあいまいにしています。
前合わせはシングルのままでも構いませんが、紐で結ぶデザインは合わせをダブルに修正します。
アームホールの脇の点に紐を付けますので、それに合わせる為に、前脇の点から水平位置に前合わせの先を作ります。前中心から、60サイズで8cm、70サイズで9cmをダブルの寸法としましょう。
ネックラインを自然なカーブで描きます。

余分な線を消すと下図の様になります。
足の収まりを良くする為にボタンを一つずつ付けましょう。


前後身頃のアームホールを測り、袖ソフトに入力すると 身頃にぴったりの袖ができ上がります。

実行ボタンを押すと袖製図が画面に現れます。
特に修正する部分はありません。 袖口にゴムを通しますので、1cm幅の平行線を引いて仕上げます。(下図青色線)

 

 ベビー服の場合は、自由に動くことができる充分なゆとりが必要です。
窮屈にならない様に製図しましょう。
パタピッ は、ベビーの寸法を打ち込むと、アームホールなどは、幼児とあまり変わらない動きをします。 その関係から、袖も少しゆったりとした製図に仕上がります。
数値操作でスリムにすることができますが、赤ちゃんに窮屈な服は、できれば避けましょう。


フードは、身頃ソフトのネックラインと関連があります。
基本操作で身頃にぴったりのフードができ上がります。

ニット生地なので、伸びを考慮して作成します。
「頭回り」の入力では、実際の頭回りの8割の数値を入力しましょう。

<数式 > 頭回り採寸寸法×0.8

ちなみに、子供の標準の頭回りは、60サイズ 42cm 70サイズ 44cmが一般的な寸法です。 その寸法の8割の数値をフードソフト「頭回り」に入力して操作しましょう。

マチと縫合する線に耳を挟んで縫います。 マチ幅は、60サイズで5cm、70サイズは6cmと操作します。

パタピッ には、新機能の「前ネックポイント調整」があります。
ニット用のフード製図の場合、「肩ネックポイントから前中心のネックポイントまでの高さ」を縮めることで、顔にピタッとフィットするフードが仕上がります。 今回の製図では「2」と入力しました。

見返し線を消して、ゴムを通す幅1cmの線を引きます。(右図参照)
かなり小さなサイズでフードソフトを操作しますので、カーブが一部歪みます。修正しましょう。

耳の製図は下図の様に引いてください。

 → 


ラグラン袖を解説します

最新版パタピッ 「袖(確認データ)」を利用すると、ラグラン袖を楽に製図することができます。 その方法を学習しましょう。

パタピッ 操作で仕上げた身頃を使用します。
身頃の肩先を延長して
「袖丈」を引きます。
次にラグラン袖の
「袖山」を決めます。 ・・・この「袖山」の決定がラグラン製図では結構面倒です。決まるまで何度でも引き直す、、、などの経験をきっと持ったことと思います。
ここに待望の助っ人登場です、
「袖(確認データ)」を利用しましょう。 最新版パタピッ の便利機能です。

身頃作業の中で「袖山(割合)」(新機能)に適度な割合を入力して程よい袖を作りましょう。 このデザインでは「0.5」と操作しています。(入力表参照)
画面にでき上がった
「袖(確認データ)」の袖山をラグランの製図に利用します。 

この袖山を利用することで、楽にラグラン袖を引くことができます。一発で「袖山」が決定する訳です。
「袖(確認データ)」袖幅とも一致しますので、心地よい袖幅に仕上がります。従来の方法で何度も引き直しをしていた苦労が消えることでしょう。

 下図のは同寸ではありませんのでも同寸ではありません。 バランス良く袖口幅を決める方法は、とほぼ同様の割合でに袖口幅を分散することです。

身頃と袖を分離すると下図の様になります。
「○」同士が縫合されます。 「△」同士が縫合されます。

ウエストから上、ウエストから下を組み替えることで、様々なデザインのベビーロンパースを楽しむことができるでしょう。 ウエストに合印がありますので、その合印同士を一致させて組み替えてください。

以上で製図はでき上がりです!