下は操作方法を解説したパタピッ
スタイル magazineです。
ユーザー限定のコーナーです。

メンズ ジーンズ シャツ
羽織る(上着)タイプのカジュアルシャツ
肩にヨーク、背中にタック、袖口には短冊開きとカフス、襟はYシャツカラー、胸ポケット、前中心は前立てボタン開き、裾線はお決まりのカーブラインン・・・ 定番のメンズシャツデザインです。
前回、同じデザインのキッズシャツを解説しましたが、今回の大人バージョンが揃えば、パパ(又はお爺ちゃん)とお揃いです。(下図参照)
ソフトタイプのジーンズ生地で作りました。
ソフトとは言えシャツ生地より地厚なので、裏襟、裏ヨーク、裏カフスは薄い別生地を使用し、ごろつかない工夫をしました。(下図参照)その生地を、前立てとポケットに挟んで利用しメリハリを付けてみました。
後中心にタックを入れますので、背幅が広がり動き易い服に仕上がります。
下の写真は上襟を起こしています。裏面が見えています。上襟の裏も別生地を使用しました。
今回は、2種の生地で作りましたが、同じ型紙を使用して 単一生地で作れば、既製服として店頭でよく見かける定番のカジュアルシャツです。
※ メンズシャツの作り方(縫製)は、ソーイング
magazineで動画を交えて、詳しく解説しています。ミシンの基本的な扱い方から、早くきれいに既製服の様に仕上がる方法を分かり易く解説しています。
製図操作はこちらパタピッ
Magazineで、
「縫う」方法は、ソーイング magazineで学びましょう。
為になること、役に立つこと満載です。是非ソーイング
magazineも合わせてご覧ください。

<組み合わせ 1>




(●印は「プロ
パタピッ セット」に含まれるソフトです。 単品で購入も可能です。)
<組み合わせ 2>




<組み合わせ 1>は、「プロ パタピッ セット」に組み込まれているソフトを使用します。 レディース、メンズ、キッズ全てに対応します。
メンズとしての数値操作をすることでメンズ製図を引くことができます。
<組み合わせ 2>は、メンズ専用の身頃ソフトと袖ソフトの組み合わせです。
アパレル関連の事業目的では、メンズ専用のソフトがお勧めです。
メンズ体型を自動的に認識しますので、メンズ限定であれば専用ソフトが操作は簡単で、展開作業の手間なく仕上がり、作業効率ははるかに高い。 全パーツの製図は数分ででき上がるでしょう。
この後、双方の製図操作を解説します。 作業時間の違い等もご覧いただけるでしょう。
※ メンズ専用ソフトは、レディースやキッズへの応用は困難になります。
レディース、メンズ、キッズ全てに対応する動きを希望する方は、メンズ専用のソフトはお勧めしません。

両ソフトの製図操作を解説します。
を使う場合は、メンズの数値操作を行ってください。 マニュアルでは、メンズ操作について詳しく解説していますので、まだご覧になっていない方は、マニュアルの解説を先にご覧ください。
メンズ体型の入力操作で必ず使用する項目は、「肩傾斜調節」「身幅調節」「前後丈調節」です。
男性の肩はいかり肩です。標準体型では、「肩傾斜調節」に「1」と入力。
身幅や前後丈についても調整が必要です。女性はバストに膨らみがある為、前後の身幅や丈に寸法差がありますが、男性の場合は、ほぼ同寸です。その調整は「身幅調節」「前後丈調節」を使用します。(詳しくはマニュアルをご覧ください。)
「Bゆとり」「Hゆとり」が少な目ですが、この後の展開で、後中心にタック分量3cmを裁ち出しますので、計6cmのゆとりが加わります。
< の入力例>
メンズ専用ソフトは、メンズの動きをしますので、「身幅調節」「前後丈調節」については、初期設定のまま「0」です。(体型的な補正が必要な場合について この入力項目を使用してください。)
「Bゆとり」「Hゆとり」が少な目ですが、この後の展開で、後中心にタック分量3cmを裁ち出しますので、計6cmのゆとりが加わります。
<メンズ専用ソフト の入力例>
実行ボタンを押すと下の製図が画面に現れます。
左が を操作後の製図です。 前後身頃が現れますが、ヨーク作成や、背中のタック、前立て、裾のカーブラインなどは、この後 手動で編集していきます。
右は を操作後の製図です。 上側の2パーツは、ヨークと身頃がくっ付いていますが、下側は、全てのパーツが分離して仕上がっています。 前立ての折りたたみ部分も仕上がっています。 編集作業は要りませんので、このまま印刷して完了です。
(この画像では隠れていますが、これ以外に 前身頃が2パーツ現れます。 前立てのたたみ方により製図が異なりますので、必要な方を選択できるようになっています。)
両ソフト共、胸ポケットの位置は破線で記されます。
に寸法を入力してでき上がったポケットを、この位置に当てて縫合してください。
ポケットの大きさは、特に決まりはありませんが、一般的なサイズでは、Mサイズで横12cm、高さ13cmです。Sサイズで、0.5〜1cm小さくし、Lサイズでは、0.5〜1cm大きくしましょう。
さて、メンズ専用ソフトを使用した場合(右上製図)は、この時点ででき上がっていますので、身頃操作については、これで終了です。
の展開方法を解説します。
ヨークの切り替え線と後タックを製図します。
ヨークの幅については特に決まりはありません。下図では8〜11cmと幅を持たせましたが、手元に既製服があれば 参考にしましょう。
後タックの幅は、一般的には3cmです。 これも 近頃ではメーカーにより様々な表現をしています。自由に決めてください。
裾は、Yシャツタイプのデザインでは、後を長く、前を短くするのが一般的です。その差も決まりはありません。数センチの差を付けて前を短くしてください。
に寸法を入力してでき上がったポケットを前身頃に乗せました。
ボタンの位置と個数は特に決まりがありません。
ネックライン下4〜6cmに第一ボタン、裾から15〜18cmほど上に最終ボタン、その間に 7〜9cmの間隔で納まる個数を並べます。
余分な線を消して仕上げると、下図の様になります。
右上の製図(メンズ専用ソフトを使ってでき上がった製図)とほぼ同じ状態に完成します。
(メンズ専用ソフトの前身頃は、前立ての折り返し部分も製図として仕上げていますが、家庭で使う製図では、そこまで仕上げる必要はないでしょう。)
ヨークはこの後前後身頃から切り離して一枚にまとめます。
布目は、原則としては、身頃と逆(後身頃の布目を90度倒した方向)です。(下図参照)
ヨークは身頃から切り離して、肩で貼り合わせて一枚のヨーク製図となります。
CAD操作で作成できますが、CADを持たないユーザーは、印刷後の紙面に線を引いたりハサミで切り離したりしながらヨークのパーツを作成してください。(下図参照)

前後身頃のアームホールを測り、袖ソフトに入力すると 身頃にぴったりの袖ができ上がります。
「タック幅調節」の操作は、 は、直接タック幅を指示できますが、 は、自動でタック幅が決まりますので、初動では「0」操作をしてください。 その後の増減をこの項目で指示することができます。
「袖丈」は、メンズでは、
裄寸法(後ネックポイントから肩先を通って袖口までの寸法)−(背肩幅÷2) です。
裄82cmの着用者の「背肩幅」入力が「46」の場合、「袖丈」入力は「59」となります。
今回のデザインは袖山には「いせ」はありません。 袖山のカーブ寸法とアームホールの寸法は同寸です。「前いせ調節」「後いせ調節」の入力項目を利用して「いせ」のない袖に仕上げましょう。
方法は、入力した前後アームホールと袖山の寸法が一致しない場合、「前いせ調節」「後いせ調節」に増減寸法を入れてください。簡単に調整ができます。
例えば、「後AH」に「25」と入力し、後の袖山補助線を測ったら「26」だった、、、という場合は、「後いせ調節」に「−1」と入力する訳です。 厳密には数ミリの誤差が生じることがありますが、この操作でほぼ同寸に仕上げることができます。
袖山の寸法の測り方は、「短冊一本タック」の袖山の下にある「補助線」を右クリックすると測ることができます。
実行ボタンを押すと下の袖製図が画面に現れます。
下は、 を使用した例です。
では、短冊製図は画面には出ません。袖製図の中に書かれていますので、それを使用してください。
メンズ専用のソフトは、袖口のタックのたたみ位置が袖の中心線と一致する様にプログラムされています(業務用製図としてプログラムしました)ので、クリーニングのプレスがとても楽です。
は、タックの位置とプレスの位置は無関係ですので、必要があれば位置を移動してください。
袖口のタックが、「一本」「二本」「三本」の三つの袖が画面に現れますので、一つ選択して使用してください。 カフスも3個ありますが、一つ選択して使用してください。
修正する部分はありません。 このまま印刷します。
このデザインの袖幅は、Sサイズで約42cm、M 44cm、L 46cm、XL 48cmが程良いでしょう。
「袖山」の増減で袖幅は変わりますので、太くしたい場合や細くしたい場合は、「袖山」を増減して調整してください。

身頃を測った前後ネック寸法を襟ソフトに入力します。
「台襟後幅」は、サイズに関係なく、メンズでは3.5cmが一般的です。
3種の襟が描かれますので、内側の襟を使用します。
ボタンダウン用の穴を開けましょう。
(ボタンダウンデザインでない場合は、3種のどの襟を選んでも構いません。ボタンダウンの場合は内側の襟が傾斜角度としては適切です。)
襟の大きさ等は自由に変えて構いません。 襟先が少しとがったボタンダウンの場合は、下図の様に、1cmほど襟先を延長しましょう。
以上で製図はでき上がりです! |